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損するローソン”も? 10月以降のキャッシュレス還元で (1/2) - ITmedia

 ローソンは8月21日、10月の消費増税に合わせた販促施策の発表会を開いた。

 目玉は、ポイント還元率の倍増だ。これまで、ローソン店内での買い物の決済にクレジットカード「ローソンPontaプラス」を使うと支払い額が100円(税別)につき2ポイントが還元されていた。それを倍の4ポイントにする。なお、ローソン以外での決済については、これまでと変わらず200円(税込)ごとに1ポイントを還元する。担当者によると、同カードの会員は現在1〜2万人で、喫緊の目標値として25万件を掲げた。

ポイント還元率を2倍に(出所:ローソン銀行公式Webサイト)

増税を機にキャッシュレス比率を高める

 ローソンは、今回の増税を機にキャッシュレス比率を高める狙いだ。担当者によると、2018年時点で国内キャッシュレス決済市場の規模は約73兆円。ローソン単体で見ると、約5000億円で、売り上げ全体の約20%を占めている。キャッシュレス比率が高いとされる首都圏では30%ほどで推移しており、政府が目標に掲げる「25年までに40%」を前倒しで達成する見通しだ。

キャッシュレス比率を高める

店舗によっては還元率の違いも?

 なお10月からは、クレジットカードの施策以外にも、2%の「即時還元」を行う。10月から経済産業省が「キャッシュレス消費者還元事業」を実施し、コンビニでは2%のポイント還元が行われるが、ポイントではなく実質的な値引きをすることで、客足を引き留める狙いだ。これにより、クレジットカードでのポイント還元と合わせると6%が還元される。なお、消費者還元事業については「対象となる店舗で現在申請中」(担当者)とのことだが、直営店などの一部対象外となる店舗については「対応を検討中」と答えるにとどまった。対応策によっては、店舗によって還元率が異なる結果もあり得るとし、「ローソン内格差」が生まれることもありそうだ。

レシートに「軽」マーク

 レシート上でも増税に対応する。軽減税率対象の商品には、価格の右に「軽」と記載することで、お客にわかるようにする。また、キャッシュレス決済時には還元施策の欄を作り、対象額や還元額を明記する。加えて、どの商品が軽減税率の対象かわかりやすいように、値札にも変更を加える。「¥」の左に、軽減税率の対象であれば「軽」、対象外であれば「■」を記入する。値札は増税前日の9月30日に一斉に切り替える予定だ。

 なお、店舗でのオペレーションについてはレジシステムを改修。軽減税率の対象商品については、「イートインで食べる」との申し出があった場合、10%に変更する仕組みとした。9月上旬に各店舗へマニュアルを配布し、事前の周知を図る。

軽減税率対象商品の値札
標準税率商品の値札

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https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1908/26/news095.html

2019-08-26 07:13:00Z
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