日産自動車の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)は、仏ルノーとフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の経営統合が実現した場合、日産とルノーの関係を見直す必要があるとの考えを示した。
西川氏は3日夜に公表した声明で、経営統合によりルノーの「会社形態が大きく変わることになる」と指摘し、同社との関係見直しの必要性を言明。今後については、「日産の利益確保の観点」から、これまでの契約関係や業務の進め方について分析や検討を進めると述べた。
日産はルノーと20年以上にわたり協業関係を築いてきた。昨年のカルロス・ゴーン前会長の逮捕以降、日産が企業統治の再構築を進める中、ルノーは日産に対して経営統合を要求。その一方でFCAがルノーに対して統合を提案し、ルノー取締役会が統合の是非を検討している。
ルノーのジャンドミニク・スナール会長は都内での5月30日のブルームバーグとのインタビューで、日産にも合流してもらいたいとの考えを示していた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-03/PSISOF6JIJUO01
2019-06-03 11:37:00Z
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